水虫の原因について

多くの方がご存じの水虫ですが、発症する原因を知らないという方も少なくないようです。
水虫は白癬菌というカビの1種に、感染する事によって発症する皮膚感染症の1つです。
白癬菌は皮膚に含まれる、ケラチンというタンパク質をエサとしています。
皮膚に付着するとタンパク質を溶かす酵素を自ら出し、徐々に皮膚の角質層へと菌糸という植物の根のようなものを張って感染していきます。
ケラチンは皮膚になら、どこにも含まれているので頭や手などにも白癬菌は感染しますが、付着しやすいという事もあり水虫は足に発症する率が7割を超えています。
ですので、水虫といえば足に起こる皮膚病という、イメージが定着しているのです。
たかがカビと思われるかもしれませんが、早めに治療を始めなければ完治するまでに、長い時間がかかってしまうので注意しましょう。
白癬菌は自然と死滅する菌ではありません。
治療しないかぎり再合成しつづけ、どんどん水虫の症状は酷くなります。
長年、水虫を患っていると治りにくいと言われる、かかと水虫や爪水虫にまで進行してしまう恐れがあるのです。

水虫かな?と感じたら皮膚科を受診しましょう。
皮膚科では白癬菌に感染しているかどうかの検査を行い、もし感染していた場合は抗真菌薬による治療を行います。
足水虫の場合は、抗真菌成分を含んだ外用薬で治療を行うケースが一般的です。
水虫を完治させた足抗真菌成分は白癬菌の細胞膜に直接作用し、再合成を阻害する事によって除菌の効果を発揮します。
外用薬での治療は個人差はありますが、平均して約3ヶ月から半年程度、治療を続け水虫を完治させることができるようです。
ですが、薬をしっかり塗らなかったり、勝手に治療を止めてしまうと水虫がぶり返す恐れがあります。外用薬の塗り方は医師の指示通りに行いましょう。

抗真菌薬アムホテリシンBとは

真菌によって発症する病気を真菌症と言いますが、真菌によって引き起こされる症状で代表的な物に、水虫やカンジダがあります。
カンジダは、人の体に日常住みついていて普通は人に害を及ぼす事はありません。
身体の抵抗力が落ちていたり、免疫量が減っている人には、消化管などの内臓で異常に増殖する事があります。

薬局白癬菌に使用される薬は、飲み薬として処方箋または、外用薬として、薬局やドラッグストアで市販されています。
カンジダに効果のある抗真菌薬アムホテリシンBであり、この薬はポリエン系抗真菌薬と言う薬に分類されます。
真菌の治療に用いる抗真菌薬は、「真菌が身体の中からなくなればよい」と言う考え方で治療します。
真菌にも人の細胞にも細胞膜と言う外界から、分離する膜がありますが、真菌の細胞膜の主成分エルゴステロールであり、人の細胞膜の主成分はコレステロールです。
この差に目をつけてエルゴステロールの働きを阻害すれば、人には害を与えず、真菌にのみ外を与えることができます。

アムホテリシンBはエルゴステロールと結びついて、真菌の細胞膜に穴をあけることで真菌細胞内の物質が外に出てしまう事で、真菌を殺すことができるのです。
抗真菌薬アムホテリシンB広い抗真菌作用を示しますが、もう一つの特徴は消化管から殆ど吸収をされる事がないと言う事です。
この特徴をいかして。食道内カンジダ症とか、腸内のカンジダ異常増殖の治療に庫名薬を水にとかしたシロップ剤として用います。
腸からの吸収作用は殆どありませんから、副作用も経口投与の場合は、殆どありません。
全身性の真菌症の場合は、経口投与では吸収されることがありませんので、注射薬として用いられます。

赤ちゃんの皮膚病とおむつかぶれに抗真菌薬

赤ちゃんの皮膚は、とても薄く、刺激にとても弱いです。
特に生まれたての赤ちゃんの肌は過敏です。
生まれたての赤ちゃん そんな赤ちゃんが生まれて初めてもつ皮膚のトラブルに、おむつかぶれというものがあります。
かぶれのひどい子供になると、生まれて入院中からおしりの皮膚の周りに赤い発疹やひどくなると水ぶくれや皮膚のはがれといった症状がみられることもあるのです。
このおおむつかぶれの原因は、排せつ物であるおしっこやうんちに含まれるアンモニアなどが刺激になることが知られています。
これを、こまめにおむつを取り替えられるとよいですが、うんちが出たことに気が付かないでいるとそれが刺激になり、皮膚病を発症する原因になります。

また赤ちゃんのおむつかぶれのなかには、真菌が原因で起こる場合もあります。
これは消化管や生殖器の中にいるカンジダ菌というカビの一種に感染して起きる皮膚病の1つです。
良く起こりうる症状の1つで、珍しいものではありません。
通常のおむつかぶれと同様に発疹が出てくるのですが、薬をつけてもよくならない、または範囲が広がってきたなどという場合には、この感染の皮膚病を疑う必要があります。
適切でない薬を塗っていると反対に悪化させてしまう可能性もあるからです。

カンジダ菌の感染の場合には、抗真菌剤の外用薬が効果的です。
これはカビに対する薬で、抗真菌剤を塗り始めて早いと10日位で効果が見られます。
抗真菌剤を塗る時の注意点は、おむつ周辺の陰部を清潔にして、患部を全部覆うくらい塗るということです。
塗り残しがあると、そこから感染が広がる可能性があるからです。
また抗真菌剤を塗った後のお母さんの手はしっかり洗いましょう。